外出先での仕事やネットサーフィン、自宅での動画視聴など、様々な場面で役に立つWiMAX(ワイマックス)。
お使いの方の中には、「急に遅くなった」、「全く繋がらない!」といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。
WiMAXが繋がらないと、「大事なメールを送れない」、「インターネットを見る事ができない」など普段の生活に支障をきたしてしまいますよね。
実は、そのような場合も繋がらない原因を知っていれば、簡単に解決できることが多いんです! そこで今回は、WiMAXが遅い、繋がらないという場合の原因と解決策をご紹介します。
外にいるという方から室内で繋がらないという方まで「WiMAXが繋がらない」という問題を誰でも簡単に解決することができるようになります!
今現在WiMAXが繋がらない状態で、すぐに解決方法を知りたいという方は特に必見の内容です。まずは、今すぐにできる解決方法を見ていきましょう。
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とにかくWiMAXの遅さ、繋がらないを解決出来る方法
WiMAXが遅い、繋がらない原因は、使う場所や状況によっても様々。 しかし、どんな状況であっても共通して「まず最初に」おこなっていただきたいことが3点あります。この3点をしっかり行うと、WiMAXが繋がらないという問題をすぐに解決できることも。まずは、その3点についてご説明していきます。
再起動をする
WiMAXが遅い、繋がらないとなったときに最初に試して頂きたい方法は、端末の再起動です。意外に、どんな機種であっても再起動をするだけで繋がらないという問題を解決できることが多いです!再起動であれば誰でも簡単にできますよね。繋がらない際は、まず初めに試してみましょう。
また、WiMAX端末の他にも使用しているスマホ、パソコン、タブレットが原因で繋がらない場合も。 それぞれの機器も忘れずに再起動してみてください。
ただし、重要なデータを取り扱っている作業中や、メールを作成中の場合などはデータの保存を忘れないよう注意してください。
WiMAX自体に原因があるか確認する
本当にWiMAX自体が遅いか、繋がらないかの確認も大切です。急に遅くなったり、繋がらなかったりするときはWiMAXに原因があるのではないかと疑ってしまいがち。 しかし、アクセスしているサイトやサービス側に不具合が生じている可能性もあります。
例えば、たくさんの人がサイトにアクセスしている際は、速度が遅くなってしまうこともありますよね。 また、セキュリティの設定などが原因の場合も。
その原因を確かめるために、何でも良いので1度google等を使い、別の検索をかけてみると良いでしょう。
本当にWiMAXが原因で繋がらないかを確認できます。他にも、スマホやタブレットのWiFiが正しく機能しているかどうかを確認しましょう。
WiFi機能が正常に動いているかどうかは、WiFiの設定画面でオンオフを切り替えると確認できます。 オンオフを繰り返すとWiFiの電波を拾い、速度が遅い、繋がらないといったことが解決できるかもしれません。
また、スマホやタブレットがアップデートされていないことが原因の可能性もあります。
うまくWiFiを拾えない原因として、スマホやタブレットのアップデートがされていないことも。 これらのアップデートはスマホやタブレットの不具合の改善が目的です。 状態が古いままだとWiFiの接続に不具合が出る可能性があります。
そのため、設定画面からアップデートのお知らせがきているかどうかも合わせて確認してみてください。
速度制限になっていないか確認する
「インターネットには繋がるけど、速度が遅い」という場合もあると思います。 その場合は、速度制限になってしまっている可能性を疑いましょう。WiMAXの速度制限の原因は主に2つ。それぞれの原因についてみていきましょう。
- 月間7GB以上のデータ通信料を使用した場合
- 3日間で一定以上のデータ通信量を使用した場合
- 月間7GB以上のデータ通信量を使用した場合
- 3日間で一定GB以上のデータ通信料を使用した場合
WiMAX契約時に、通常プランを利用されている場合、月に7GB以上のデータ通信料を使用すると、速度制限になってしまいます。
そのため、通常プランであれば、WiMAX利用者の約9割が契約する無制限プランへの加入がおすすめです。
データ量無制限のプランは、月間7GB制限はなくなるので、速度制限を心配する必要はありません。その点、ギガ放題プランやギガ放題プラスプランであれば、月間無制限で利用できるので安心ですね。
ただし、ギガ放題であっても注意が必要です。
auの携帯電話の電波と同様の4G LTEが利用できるハイスピードプラスエリアモードにWiMAXの設定が切り替わっている場合は、7GBのルールが適用されてしまうということを覚えておきましょう。
WiMAXのギガ放題プランに関しては、こちらで詳しく解説しています。もう少し詳しく知りたい!という方は是非ご覧下さい。
しかし、WiMAX以外の高速ポケットWiFiはより厳しい制限がある場合がほとんど。3日間10GBの制限があるとは言え、他のポケットWiFiと比較しても群を抜いて緩い制限となっています。
また、3日10GB以上使ってしまった場合も制限が緩いというのが特徴。 仮に、ギガ放題プランで前日までの3日間に10GB使ってしまった場合も速度制限の期間は短く、翌日の18時から翌々日の2時までが速度制限となります。
さらに、WiMAXの速度制限は、皆さんが考えるスマホなどの速度制限ほど遅いわけではありません。スマホで速度制限となってしまった場合、通信速度は128Kbpsになりますが、WiMAXは約8倍近い1Mbpsという速度。この速度は、Youtubeなどの動画を通常画質で見る分には困らない程度です。
とはいえ、速度制限がかかるのも事実ですので、常に高速で使用したい方は1日当たりの平均使用量を3GBにしましょう。自分が日々使うデータ通信料を確認する癖をつけておくのもおすすめです。
また、ギガ放題プランに加入している方であれば、ギガ放題プラスプランに乗り換えることで速度制限を緩和することもできますよ。
WiMAXの通信障害やメンテナンス工事が行われていないか確認する
WiMAXの通信設備が原因の可能性もあります。通信障害や、メンテナンスで工事を行っていて繋がらないという可能性もあります。 この場合、メンテナンスが終わるまで待つしかありません。
通信障害が起きてしまっている場合の情報はWiMAXの回線を提供しているUQコミュニケーションズのサイトで確認できます。
通信障害を確認する
以上がWiMAXで繋がらない、遅いときにすぐにできる対処方法や確認すべきポイントです。
しかし、WiMAXを利用する状況が原因で遅い、繋がらないという問題が引き起こされている可能性もあります。そこで、ここからはWiMAXを利用する状況ごとに繋がりにくい原因、解決策を確認します。
「外でWiMAXが遅い、繋がらない!」原因と解決方法はこちら
外出先でWiMAXが遅い、繋がらないこともあるでしょう。原因として考えられるのは、利用する場所がWiMAXのサービスエリアの圏外である場合です。 利用する場所がWiMAXのサービスエリアかどうかは、WiMAXのエリアページで確認できます。
WiMAXのサービスエリア確認はコチラ
また、仮にサービスエリア内だったとしても、利用する場所がピンポイントで繋がらないという可能性も。 そのため、サービスエリアマップだけではなく、ピンポイントエリア判定も利用して圏外エリアかどうかをチェックするようにしましょう。
例えば、自分の家の付近では繋がるのに、近くの喫茶店では遅い、繋がらない場合も考えられます。 WiMAXのサービスエリア内にいたとしても、現在の場所がピンポイント判定で「×」となっており、圏外エリアとなってしまう可能性があります。
もし仮に、サービスエリアの圏外で繋がらない、遅い場合、解決方法は主に3つありますので、それぞれ事前に確認しておきましょう。
- モード設定を変更する
- スマホやタブレットのテザリング機能を利用する
- WiFiのネットワーク設定を1度リセットするか削除する
ハイスピードエリアモードに設定を変更する
ギガ放題、またはギガ放題プラスプランに加入されている方であれば、モード変更によって解消されることがあります。ギガ放題プランのハイスピードプラスエリアモードでは、auの携帯電話などと同じ4GLTE電波を使用することができます。また、ギガ放題プラスプランのプラスエリアモードであれば、700-800MHzの周波数帯域を利用できるので、さらに広いエリアで安定通信が可能です。
仮にWiMAXでは圏外であったとしても、auの4GLTEであれば、サービスエリア内である可能性が高いので試してみましょう。
切り替えはWiMAX端末の「通信モード設定」からすぐに行うことができます。 ただし先ほども説明した通り、ハイスピードプラスエリアモードでは7GB以上のデータを使うと速度制限になるため注意が必要です。
スマホやタブレットのテザリング機能を利用する
ハイスピードプラスエリアモードでも遅い、繋がらない場合はiPhoneなどのスマホのテザリング機能を利用するとインターネットに接続できます。ドコモ、au、ソフトバンクのような大手携帯会社であればテザリングの利用に関しては問題ありません。
WiFiのネットワーク設定を1度リセットするか削除する
速度が遅い、繋がらないWiFi端末の情報設定を1度削除して、再度パスワードとIDを入力し直してみましょう。 WiMAXのパスワードとIDは設定画面から確認できます。以上がWiMAXが外で繋がらない、遅いといったときの解決方法です。まずは自分がいる場所はサービスエリア内なのかをチェックし、その後に解決策を試してみる方法がおすすめです。
「室内(家の中)で遅い、繋がらない」原因と解決方法
WiMAXを外だけではなく、室内で利用している方も多いのではないでしょうか?用事が終わり、夜自宅でインターネットを楽しもうと思っても「WiMAXが繋がらない!」 という経験もあるかと思います。
その場合の解決策を3つお話していきたいと思います。
WiMAXルーターの置き場所を変える
WiMAXの電波は特性上、屋内や地下鉄等の障害物が多い場所では、電波が弱くなる場合があります。その場合は、窓際等のより外に近い場所へWiMAXルーターを設置すると良いでしょう。 また、実際にルーターを持ち歩いて繋がりやすい場所を探すという方法もおすすめです。
WiMAXで設定されている電波を変更する
室内でWiMAXが遅い、繋がらない原因としてもう1つ考えられるのは、電波の影響です。 WiMAXが使える電波には2.4GHzと5GHzの2種類あり、特徴はそれぞれ。初期設定の2.4GHzの電波は障害物に強く、遠い距離に電波を飛ばすことが得意で様々な商品に使われています。 その分、電子レンジやBluetooth機器などから発生する電波からも干渉を受けやすいです。
そのため、WiMAXを電化製品やBluetooth機器の近くに設置していて繋がらない場合は、電波の干渉が原因でインターネットに繋がらない可能性が高いです。
逆に5GHzの場合は、速度も速く干渉も受けにくいというメリットがありますが、障害物に弱いため繋がらない場所も多いというのがデメリットです。
もし電波の干渉が起こっていた場合はWiMAXの電波を初期設定の2.4GHzから5GHzに変えてみましょう。
設定の変更も簡単。WiMAXの設定画面からすぐに変更ができます。家の中でWiMAXが遅い、繋がらない場合は2.4GHzから5GHzへ電波を切り替えてみると解決できるかもしれません。
その他の機器を使う
上記の2つの方法で、どうにもならない場合はその他の機器を使うことで、WiMAXが遅い、繋がらないという問題を解決することができます。それでは”その他の機器”とは何なのか気になりますよね。 それぞれ解説していきたいと思います。
- クレードル
- ホームルーター
- UQ宅内アンテナ
クレードルとは、スタンド型の拡張機器のことです。
クレードルを使うメリットは、本来無線LANであるWiMAX端末を有線化できる点です。 有線接続すると電波の入りが格段に良くなります。
有線接続できるため、固定回線変わりとして自宅で利用することも可能です。 WiMAXを家でも外出先でも使いたい方にも便利で、固定回線代を節約することもできるでしょう。
また、最新のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiは、USBケーブルで有線接続することも可能になりました。
将来的には、WiMAXなどのポケットWiFiも固定回線と同等に繋がりやすくなることもあるかもしれませんね。
もし、外出先でWiMAXを使ってインターネットを利用しないという方は自宅でホームルーターを使うことを検討してみましょう。
ホームルーターは、ポケットWi-Fiのようなモバイルルーターと比べて電波を拾いやすく、同時接続台数も多いというメリットがあります。 外出先ではWiMAX経由でインターネットを使うことができないですが、工事なしで料金も安くしたい方におすすめです。
自分の家がWiMAXの基地局から遠く、電波を拾えない場合はUQ宅内アンテナの設定もおすすめです。
専用アンテナを置くことで、電波の弱い地域の電波環境の改善をすることができます。 UQ宅内アンテナは初期費用や月額量は無料ですが、工事が必要ということと、「auひかり」「auひかり ちゅら」「フレッツ 光ネクスト」「J:COM NET」のいずれかの契約が条件になると覚えておいて下さい。
家の中でよく部屋を移動してインターネットを使ったりする方は、距離が原因で遅い、繋がらないといった問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。
上記で改善出来ない方はこちら&まとめ
ここまでお話してきた内容はご理解頂けたでしょうか。 WiMAXが繋がらない原因をつきとめ、解決するのは意外と簡単にできちゃうんです!しかし、具体的に上記の解決策を試しても、WiMAXが遅い、繋がらないという場合もあると思います。 その際は、使用しているプロバイダのサポート窓口に直接問い合わせをしましょう。
利用する場所や状況によって、WiMAXが遅い、繋がらないという原因は様々です。 そのため、直接的な原因を特定するのが難しいのも事実。
もし、自分で解決できなければ、直接プロバイダへ問い合わせをする方がスムーズに解決できるでしょう。
ただし最初からプロバイダに問い合わせをしても、上記でお話した再起動などの解決策をするように言われることも多いです。 そのため、このページを参考に、まず自分でできることは試してから問い合わせするようにしましょう。
また、中には今のプロバイダを解約して、新しいプロバイダを検討している方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、今のプロバイダを解約し、再度他のWiMAXへ乗り換えたとしても、通信速度は変わらないので注意が必要です。
最後にWiMAXが遅い、繋がらないときの解決方法やポイントをまとめておきます。
①WiMAXの端末を再起動する
②WiMAXが原因ではないか調べる
③速度制限がかかっていないか確認する
①サービスエリアが圏外でないかを確認する
②スマホやタブレットのテザリングを活用する
③プラスエリアモードに設定変更をする
④Wi-Fiのネットワーク設定をリセットする
①通信モードの設定を2.4GHzから5GHzに変更する
②Wi-Fiルーターの置き場所を変更する
③外部機器を使用する
いかがでしたか。
サービスエリアを強化しているWiMAXを利用したとしても、繋がらない、遅いといった問題を完全に避けることは難しいです。
そのため、今後WiMAXが遅い、繋がらないという問題が発生した時に備えて、解決策を覚えておくようにしましょう。 そうすることで、あなた1人だったとしてもスムーズにWiMAXの繋がらない、遅いといった問題を解決することができるはずです。